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◆◇『#ボイジャー 4Kレストア』◇◆
— 映画『ボイジャー4Kレストア』 (@voyager_movie) April 23, 2025
撮影を担当したのは、『#ユリシーズの瞳』で撮影スタッフを務めたヨルゴス・アルヴァニティスと『#白夜』の撮影のピエール・ロム。メキシコ、アリゾナ、パリ、アテネ、ローマなど世界各国で撮影を敢行し、壮大な旅路を描き出している。
⚓6.6fri 全国順次公開🚢 pic.twitter.com/zpJrjWobRr
Trailer


Introduction
ジュリー・デルピー×サム・シェパード主演!
本作は、第32回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『ブリキの太鼓』(79)のフォルカー・シュレンドルフ監督が、スイスの作家マックス・フリッシュによる小説「ホモ・ファーベル」(57)を原作に映画化した作品である。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(95)の公開を控えた、本作公開当時22歳のジュリー・デルピーがあどけない存在感で主人公の運命を引き寄せていく女学生エリザベスを体現。そして『ライトスタッフ』(83)『天国の日々』(78)のサム・シェパードが、幾つもの恋を通過してきた独身の中年主人公フェイバーを演じ、年齢の差を超えた男女の愛の行方が紡がれていく。さらに、『ローザ・ルクセンブルク』(85)で第39回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したバルバラ・スコヴァが脇を固め、物語に深みを与えている。
撮影を担当したのは、『ユリシーズの瞳』(96)で撮影スタッフを務めたヨルゴス・アルヴァニティス。メキシコ、アリゾナ、パリ、アテネ、ローマなど世界各国で撮影を敢行し、主人公たちが辿る壮大な旅路を描き出している。
1991年の劇場初公開時に、その衝撃的な愛の結末で多くの映画ファンの心をざわつかせた幻の傑作が、4Kレストア版でスクリーンに蘇る。


Story
技術だけを信じ、芸術に無関心なフェイバーは好奇心旺盛な彼女に戸惑いながらも、次第に強く惹かれていく。やがて二人は、パリ、ローマと旅を共にするうちに心を通わせ、深く結ばれる。しかし、エリザベスにはフェイバーの運命を大きく揺るがす、ある秘密が隠されていた──。








Cast



Staff









COMMENT
Theater

6.6Fri
シネマート新宿、Stranger、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次ロードショー
監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:サム・シェパード、ジュリー・デルピー、バルバラ・スコヴァ
製作:エベルハルト・ユンカースドルフ
原作:マックス・フリッシュ
撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス、ピエール・ロム
編集:ダグマー・ヒルツ
美術:ニコス・ペラキス
脚本:フォルカー・シュレンドルフ、ルディ・ワーリッツァー
1991年/118分/ドイツ・フランス・ギリシャ合作/ 5.1ch/ビスタ/原題:HOMO FABER(VOYAGER) /カラー/配給:Stranger 提供:JAIHO © 2013 STUDIOCANAL GmbH. Alle Rechte vorbehalten
最後の10分。こんなに恐ろしい2ショットは初めて見ました。美しい言葉で飾ること なんて私にはできない。たった一言の過ち。ぐるぐると移動し続けていた彼の身体は 、心を求め続けた末に、結局、もとの場所へ戻ってきてしまったのかもしれません。
人は自分自身の魂の半身(アニマ)の追撃からは逃げられない…その摂理を美しく悲 しく描いた作品。
「この人と結ばれた」。それよりも、「あの人はもういない」。こちらの方が恋の成 就を感じるのは何故か。相手そのものにではなく、相手の中にいる自分に恋している からだろう。
『ブリキの太鼓』(グラス)、『スワンの恋』(プルースト)、『魔王』(トゥルニ エ)、『侍女の物語』(アトウッド)など名作文学の映画化で知られるシュレンドル フ。だが彼の映画は他にも共通点がある。異郷や異なる時間への旅、ドイツ人ゆえの 戦争や暴力への複雑な想いだ。美しいロードムービー『ボイジャー』はまさに彼のテ ーマの集大成といえる。
運命を信じない男を打ちのめすほどの、ジュリー・デルピーのまばゆさ。はかなくて 、美しくて、ただ悲哀を感じる。
旅に出て、なりたい自分になろう!
やらなかった後悔よりも
力いっぱい、愛いっぱい
出し惜しみなく、生き切る人生を‼︎